海外ネタ続きです。
外国人の刑事事件を担当していますが、海外からの送金を受けたいということで名前が挙がったのが上の「ウエスタンユニオン」。
…恥ずかしながら、まったく知らなかったです。。。
ホームページを見て、電話で問合せをし、取扱い店舗にも聞いてみました。
やり方は簡単で、単純に言うと
①送金したい人が、どこかの国の取り扱い店舗に行って、受取人の名前と国を伝えて、現金を預ける
②受け取りたい人は、送金者から管理番号を聞いて、本人確認書類をもって取扱い店舗に出向く。
・・・終了です。
このウエスタンユニオン、恥ずかしながら本社のホームページとか読めないので、ウィキペディア先生に教えてもらうと…
「ウエスタンユニオン(英語: The Western Union Company)とは、アメリカ合衆国に本拠地をおく、金融および通信事業の会社である。160年の歴史を持ち、全世界の約200ヶ国で個人送金、企業支払と貿易業務を代行している。」
160年はすごいですね!新興企業だと思ってました…
もともとは電気通信業だったのが、競争に負けたりで、資金移動業が中心になった様子。
日本では、トラベレックスジャパンが代理店になっているとのこと。
南船橋のららぽーとにも店舗があります。
ただ、今回私が確認したかったのは(やらないで済むならそれ一番なのですが)、被疑者名義で送金を受けて、受領は弁護士が代理で行う…というパターンだったのですが、
「受領は本人以外は受け付けていません!」ときっぱり言われてしまいました。
海外の人に、「日本の弁護士の○○名義まで金送ってくれ!」と言っても、そう簡単には信じてもらえませんよね…
実際、ウエスタンユニオンの日本語サイトにも「詐欺にあわないために」としてこんな記載が。。。
「詐欺師は、自分はアメリカ軍(関係者)、国連職員、外交官、その他政府高官、元政府関係者、弁護士、会計士、ビジネスマンであるなどと語り、社会的に信用を得られそうな職業を装うことも多いです。最近知り合ったこのような人から送金の依頼をされたら十分注意してください。」
これじゃあ怪しさ満点ですね。苦笑
今回はすでに大使館から話がいっているそうなので、信じてもらえるかもしれないと思いましたが、「そういう詐欺」だと思われたらそれも無理ですね。。。