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資金繰り表の重要性

資金繰り表が大切とはいうものの、中小企業では正直作成していないところが多いのが現実です。

なぜ重要なのかすこし考えてみます。
①金が尽きたら終わり
何と言っても、会社はキャッシュが尽きたら終わりです。
出資を受けようとも、銀行から借り入れようとも、とにかくお金があるうちは生き残れます。
いつまでに資金調達をしないとデッドラインが来てしまうのかを把握することは、寿命を知ることと同義です。
ちなみに、この関係から日銭が入る飲食店などはギリギリまで生き残ったりします。。。
②先の見通しが立つ
お金が増えていくのか、減っていくのか、資金繰り表を作成すればわかります。
それにより、投資をするべきか、それとも緊縮財政に切り替えるべきか、見通しが立てられます。
資金繰り表がなければ、どうしても行き当たりばったりな経営にならざるをえなくなります。
③経営意識が変わる
小遣い帳と近い感覚で、毎月予定を立てて、実績を上乗せしていくことを続けると、何にお金を使っているのか、何を対処すれば資金に余裕が生まれるのかがわかります。
予定と実績。
つまり、PDCAの基本になるところです。
試算表だけでは、損益だけ、現預金の動きだけといった形でしか見えないものが、資金繰り表で見えてきます。
上記の資金繰り表は、日本政策金融公庫の中小企業事業のHPからダウンロードすることができます。
簡単なものでもぜひ一緒に作成してみませんか?