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会社で誰が担保を提供するか…

「経営者保証はけしからん!」と言われるようになってもう3~4年が経ちます。

いわゆる、経営者保証ガイドラインの公表。

 

しかし、実際には「経営がなかなか改善しない」「財務面で会社資産と個人資産の区別がつけられない」といったことが原因となって、経営者保証を入れないことには借りられない、金融機関との関係を継続できない会社さんが多いのが現実です。

 

先日、会社の担保台帳を作成していました。

担保台帳というのは、「どの不動産に銀行が担保を入れていて、各銀行の取り分がどれくらいか、その順番はどうなるか」を整理するためにしばしば作成されるものです。

 

すると、登記簿謄本を見て作成したのにもかかわらず、それではどうにも担保不動産が足りない。

あれこれ情報を集めてみると、代表者の親族が、個人の不動産を担保提供していたとのこと。

 

これが良い、悪いということではありません。

金融機関もこれがあって貸せるわけですし、会社側もこれがあって借りられて資金繰りがつく。

 

不動産=価値を持つ のですから、やはり使えるものは使うのが、中小企業の生き方でしょう。

 

一度会社の担保提供不動産を整理してみてはどうでしょう?

登記だけが残っている・・・なんていうこともありますよ。