九州北部豪雨~災害時の弁護士とは~

2週間前に発生した九州北部での豪雨被害について、「平成29年7月九州北部豪雨」と命名されました(NHKニュース)。

 

建物の倒壊や流失なども多く発生しましたが、福岡県で31人、大分県で3人の合わせて34人が死亡しており、さらにまだ7人の行方がわかっていないとのことです。

被害に遭われた皆様に、心からお悔やみ申し上げます。

 

こういうときは、どうしようもない無力感に襲われたり、逆にやたらと元気にふるまってしまったりします。

私も、東日本大震災後に避難所を回って法律相談などをしていたときに、そんな皆さんに大勢お会いしました。

 

私は、仙台市内で東日本大震災を経験しました。

財産的な被害も、人的被害もありませんでしたが、約1日かけて徒歩で自宅に帰ったときの安堵感、翌朝の何とも言えない不安、電気が回復したときの喜び、水道やガスが戻ったときの奇跡のような感覚は、今でも忘れられません。

 

今回の豪雨被害でも、「二重ローン」に苦しむ人が必ず出ると思われます。

個人の方には被災ローン減免制度の適用がなされると思われます。

事業者の方にも、返済のリスケジュールや債権の買取支援などが適用される可能性が高いと感じます。

 

いずれにしても、あまり焦らずに制度の動きを見ることです。

こういう時には、気の利く人ほど早めに動いて損をする…ということがあります。

東日本大震災のときも、入った保険金で全額ローンを返してしまって戻せなくなってしまった…という人が結構いました。

なるようになりますので、じっくり待つことです。

 

 

千葉や茨城も、地震が起きるといわれ続けている地域です。

実際に地震もしばしば発生しています。

 

そんなときに向けて、今から対応策を考えておくことも、個人の方も事業者の方も大切なことです。

一度お話してみませんか。呼んで頂ければお伺いいたします。