昨日の日経新聞に、日弁連会長の話が掲載されていました。
話題はAIやIT化。
弁護士業務がAIに取って代わられる可能性は低いと出ているけれども、IT化は限りなく遅れている、という。
事実、裁判所への斜面の提出は原則書面。
裁判所や相手方とのやりとりはFAX。
これだけでも、相当ガラパゴス化した業界だということはお分かり頂けるかもしれません。
なので、法律事務所も、なかなかペーパーレス化に舵を切れません。
また、大型事務所でもない限り、日常的に厳しい情報管理に向き合う企業と継続的な関係を持つことも珍しく、情報保護もまだまだのところが多いのかもしれません。
当事務所では、サーバーの導入やFAXのデータ管理など必要な部分に手を入れていますが、世の中小企業からするとまだまだでしょう。。。
さらに難しいのは、その設備投資をうまく相談者の利益に繋げていけるかというところ。
一般の相談者の方で、さらに高齢の方などの場合は、メールでのやりとりも難しく、データにパスワードをかければなお難しくなるということがままあります。
依頼者が自然と絞り込まれているか、または柔軟な対応ができるルール設定ができていることが理想かもしれません。