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「家財保険の特約」と「少額短期ほけん相談室」

賃貸マンションやアパートに入っている人が必ず加入させられるのが「家財保険」。

 

この家財保険、「少額短期保険」という名の付く会社が扱っていることが多いようです。少額短期保険会社はその名のとおり、「少額」で「短期」の保険のみを取り扱う会社です。

保険の内容もバラエティに富んでいて、交通事故以外の弁護士費用を補償する弁護士保険なども存在します。

 

・・・そして今回、この家財保険を利用することになりました。自分自身が。

さらに、利用は家財保険そのものではなく、その特約の利用。

 

自分の家財保険には、「個人賠償責任保険特約」がついていました。

これは、自分が「賠償責任」を負担することになったときに、その賠償責任に応じた保険金が支払われるというもの。

例えば、蹴った石で近所の家の窓を割ってしまった…とか、自分の子供が近所の車を傷つけてしまった…とか。

そしてこの度、自分も、我が子のおかげで賠償責任を負担することに。

 

で、この保険の特約に気づいて相談してみると、「会社で負担できますよ」との回答。しかし・・・そこからが長い道のりでした。

とにかくのらりくらりと回答を先延ばしにしたり、あれこれ言って支払額を抑えたり。まあ、保険料自体が安いので(家財保険なんで2年で2~3万くらいのはず)、そりゃ支払いたくないだろうなあと思いつつ、その対応に苦慮していました。

(自分がこういう状況に陥ると、保険会社との対応に悩む相談者の方の気持ちがよくわかります…)

 

そんな時にどこか手を差し伸べてくれるところが無いか…と探して見つけたののが「少額短期ほけん相談室」。

おそらく保険会社OBの方と思われる方が相談に乗ってくれて、アドバイスをくれます。さらに、こちら側の言っていることにも道理があると思ってもらえたのかわかりませんが、相手方の会社にまで電話して苦情申し入れをしてくれました。

弁護士に依頼するのも間違いではありませんが、こういった第三者機関を自分で使ってみることも、気楽にできる解決法だと思った次第です。

この相談室、苦情受付から1か月たっても解決できなければADR(裁判所でない第三者紛争解決機関)として動いてくれるそうです。

 

ご助力頂いたこともあり、自分としては納得のいく結果に落ち着いたのでした。

事故発生から約半年。

長かった…